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秋の食卓を彩る食用菊です

2026.11

秋が深まり、菊の花が美しく咲く季節になりました。観賞用として親しまれている菊ですが、日本には古くから、菊の花を食べる文化があります。

食用菊は、花びらのほのかな香りと苦味、シャキシャキとした独特の食感が魅力。主に秋に旬を迎え、黄色や紫色などの花が食卓を鮮やかに彩ります。

菊を食べる習慣は、特に東北地方などで親しまれてきました。山形県や青森県などでは、食用菊がおひたしや酢の物などの郷土料理に使われ、秋の味覚として受け継がれています。花びらを一枚ずつ摘んで調理する食用菊は、見た目の美しさだけでなく、野菜としての味わいや食感も楽しめる食材です。

調理するときは、花びらを摘み取り、少量の酢を加えた熱湯でさっと茹でるのがポイント。酢を加えることで花びらの色を鮮やかに保ちやすくなり、茹ですぎなければ、菊ならではの心地よい食感も残ります。

また、乾燥や傷みに弱いため、購入後は乾燥しないようにポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存し、2〜3日を目安に早めに使い切りましょう。すぐに使わない場合は、さっと茹でて水気を絞り、使いやすい量に小分けして冷凍保存することもできます。冷凍したものは2〜3週間程度を目安に使い切ると、風味や食感を楽しめます。

おひたしや酢の物はもちろん、和え物やちらし寿司など、さまざまな料理に取り入れられる食用菊。いつもの料理に少し加えるだけでも、季節を感じる彩りが生まれます。

今回は、食用菊とちりめんじゃこを合わせた混ぜごはんをご紹介します。じゃこの旨味と食用菊のほのかな苦味がよく合い、彩りも美しい秋ならではの一品です。

花びらがごはんを彩る、秋ならではの混ぜごはん。旬の食用菊を見かけたら、ぜひ食卓に取り入れてみてください。

 

1.  米1合を洗い、酒大さじ1と水を合わせて通常の水加減にし、昆布(5cm角)をのせて炊く

 

2. 食用菊は花びらを摘み取り、中心の硬い部分を取り除く

 

3. 鍋に湯を沸かして少量の酢を加え、食用菊を入れる

 

4. 菜箸で軽く沈めながら30〜45秒ほど茹で、すぐに冷水に取る

 

5. 冷めたら水気をしっかり絞る

 

6. ちりめんじゃこ30gにしょうゆ小さじ1〜2を加えて混ぜ、味をなじませる

 

7. 炊き上がったごはんに食用菊とちりめんじゃこを加え、さっくりと混ぜ合わせ完成