夏の陽ざしが眩しさを増す8月。店頭には、つややかな紫色をした「なす」が豊富に並びます。
なすは一年を通して手に取ることができる野菜ですが、季節によって栽培方法が変わります。寒い時期にはハウスで育てられたものが多く出回りますが、気温が高くなる夏には、畑で太陽の光や風を受けながら育つ露地栽培のなすが多くなります。
自然の環境の中で育つ露地なすが増えるこの時期は、なす本来の旬を身近に感じられる季節です。夏のなすは、みずみずしい果肉と、加熱したときのやわらかな食感が魅力。味わいに強いくせがなく、さまざまな食材や調味料となじむため、和食はもちろん、洋食や中華にも幅広く使うことができます。
焼けば香ばしく、炒めれば油や調味料のうま味をまとい、煮ればおだしをたっぷりと含んで、やさしい味わいに。揚げると果肉がとろりとやわらかくなり、なすならではの豊かな食感を楽しめます。同じなすでも、調理方法によってさまざまな表情を見せてくれるのも魅力です。
また、なすの紫色の皮には、ポリフェノールの一種である「ナスニン」が含まれています。皮を生かして調理すれば、鮮やかな紫色が食卓に夏らしい彩りを添えてくれます。焼きものや煮もの、炒めものなど、さまざまな料理に取り入れて、今の季節ならではのおいしさをお楽しみください。
今回はレンジをうまく使ってつくる簡単ななすの香味だれ漬けを作りました。暑い日においしいさっぱりしたお味をぜひお試しください。

1. なす3本を洗って先からお尻までのきりこみを四面に入れる

2. なすにごま油をまとわせる

3. 1本ずつラップにくるんでお皿に並べレンジ600wで約6分加熱する

4. 加熱後、ラップのまま氷水にどぼんとつけてしっかり冷やす

5. 耐熱容器に酢大さじ1と1/2、砂糖大さじ1と1/2を入れ砂糖が溶けるまで加熱し冷ましておく

6. 5.に醤油大さじ1と1/2、おろし生姜10gほどを加えて混ぜる

7. 大葉10枚とみょうが2個を千切りにし、トッピング用に1/3ほどわけておく

8. タッパーなどに冷やしたなすをきりこみに沿って手で割いていれる

9. 大葉とみょうがをのせたあと、混ぜておいた調味料をかけて蓋をし、冷蔵庫で1、2時間漬け込めば完成