お鍋の具材に欲しくなる香り豊かな菊菜。関東では「春菊」と呼ばれ、関西では「菊菜」と呼ばれるのが一般的です。どちらも同じ野菜で呼び方が変わるだけなのですが、一部では品種にわずかな差があるといわれています。
菊菜は食用として栽培される菊の一種で、独特の香りとほのかな苦味が特徴。菊菜(関西産)は葉がやや丸みを帯び、柔らかいとされ、春菊(関東産)は葉がギザギザでシャキシャキした食感とされています。菊菜は春菊よりも香りがやさしく、苦みが少ないため食べやすいと一般的にいわれています。
また菊菜はビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な優秀な緑黄色野菜。βカロテン(ビタミンA)の含有量がとても多く、その他ビタミン類、カルシウムや鉄分、食物繊維も含んでいます。旬の時期には積極的に摂りたい野菜のひとつです。
どうしても和風の料理に合わせることが多いので、今回はイタリアン風の炒めものを作りました。なんと10分以内で出来上がる時短料理です。今回はチーズトーストと合わせましたが、パスタと合わせるのもおすすめ。ぜひお試しください。
1. きれいに洗った菊菜1袋分をざく切りにする(水滴がついたままでOK)
2. みじん切りにしたにんにく1片、アンチョビ2枚とオリーブオイル小さじ2を火にかける
3. にんにくから香りが出たら、菊菜を入れさっくりひと混ぜする
4. 蓋をして菊菜がくったりするまで蒸し焼きにする
5. お好みのパンをチーズトーストにしたら出来上がった菊菜ソテーをのせてお楽しみください