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霜が降りると旨みが増す冬のほうれん草です

2024.12

年中手に入るほうれん草ですが、本来の旬は秋冬でその時期が最も美味しく、栄養価も高いといわれています。

八百一ではこの時期ハウス栽培されたものと露地栽培されたものが販売されています。特に露地もので栽培時に霜が降りたものは旨みが強く、ほうれん草らしい味が濃くなります。これは寒じめという現象で、寒くなって霜が降り始めるとほうれん草は凍って腐らないように水分の摂取を控え、細胞内に糖を蓄え始めます。この作用により、旬の冬場はぐっと甘くなります。

栄養としてはビタミンA(β-カロテン)やビタミンC、鉄分、カルシウムをはじめマグネシウム、カリウムなども含んでおり、とても栄養豊富な野菜のひとつ。この時期、積極的に摂りたい野菜の代表格です。

今回はお肉やお魚料理の付け合わせにぴったりの「クリームほうれん草」をご紹介いたします。意外と簡単にできるのでぜひお試し下さい。

 

 

1. 玉ねぎ1/4個、にんにく1片をみじん切りにしオリーブオイルで炒める

 

2. 洗ったほうれん草の葉の部分200gと水少々を加えて蓋をして蒸し焼きにする

 

3. ほうれん草に火が通ったら蓋を開け、水分を飛ばすように加熱する

 

4. 火を止めてクリームチーズ80gを加えて混ぜ合わせる

 

5. パルメザンチーズ大さじ2、パン粉大さじ2を加えて混ぜ合わせ塩こしょうで味を整える

 

6. 耐熱容器に5を入れて上にパン粉とパルメザンチーズを振りかけ、トースターやオーブンで表面がこんがりするまで焼く