2016年始めの丹後農場は、朝早くからトントントントンと包丁の音が響きます。
例年栽培を行っている聖護院大根ですが、形が整ったものは年末に出荷し、収穫中に寒さで割れてしまったものや畑で割れてしまったものは太めの千切りにし、一晩冷たい風に当て、乾燥機で干しあげます。毎年この時期の丹後農場の紹介でお知らせしていますが、このやり方は数年試行錯誤を重ね、ようやくたどりついたやり方です。肉質が緻密な聖護院大根の食感を残すにはある程度太く切る事が大事になってくるのですが、そうすると乾燥具合が安定しません。数年かけてたどりついたこの聖護院の切干し大根ですが、製造は1月いっぱい続きます。
丹後の雪の中を耐えた聖護院大根の切干し、甘みと歯ごたえを楽しんでいただけると思いますので店頭で見つけられた際は是非一度ご賞味下さい。