今月は聖護院大根について紹介いたします。聖護院大根は京野菜の1つにも数えられる丸型の大根で、緻密な肉質・上品な味わいで「おでん」や「ぶり大根」などこれからの寒い季節にとっておきの野菜です。そんな聖護院大根ですが栽培するのは大変な野菜です。収穫時には重量が1.5kg~2kg以上にもなるので畑から収穫してトラックに積み込むのはなかなかの重労働です。また果実が衝撃に非常に弱く割れやすいため無事に製品出荷できる数量が少ないのも生産者にとってネックになっています。そのため丹後農場でも収穫から出荷調整に至るまで細心の注意を払い果実を傷めないように丁寧に取り扱い、箱詰め時にも緩衝材がわりに新聞紙を利用し大根を包み箱の隙間を埋めることで大根の固定を良くするなどの工夫をしています。お店に並ぶのは11月下旬からの予定になりそうですが是非一度丹精込めて作りあげた丹後の聖護院大根をご賞味ください。