お鍋の具材としてもおなじみのこの野菜は地中海沿岸が原産です。日本や東アジアでは食用として用いられる立派な葉物野菜ですが、黄色のきれいな花を咲かせるキク科の植物でもあり、ヨーロッパなどでは主に観賞用とされています。
年中お店で見かけることのできる菊菜ですが、本来の旬は、11月から3月。冬から春先にかけて、歯ざわりもシャキッとして風味も良くなっていきます。春菊、菊菜など地域によっても呼び名が異なり、関西では主に菊菜の名前で親しまれています。
独特の香りと歯ざわりがあり、鍋料理や和え物、天ぷらやサラダなど料理方法も幅があります。保存の際は、乾燥に弱いので、根元をぬれた新聞紙などに包むなどして、水分を補えるようにし、ビニール袋に入れて野菜室へ。旬の時期の、菊菜本来の個性的な風味をいかしたレシピで、味わってみてください。