あまおうは4つの言葉から頭文字をとってできた商品名。「あ」は「あかい」、「ま」は「まあるい」、「お」は「おおきい」、「う」は「うまい」。
この言葉通りのイチゴとしてあまおうの人気度はトップといっても過言ではありません。
イチゴの歴史は200年以上も昔にさかのぼります。今ある形のイチゴは小さな野生のイチゴ、名前はウッドストロベリーから派生したもの。
濃厚な香りでフランス菓子などの材料にも使われています。海外に行かれたことがあるかたならお分かりでしょうが、日本のイチゴは世界に誇るおいしさ。
日本の品種は外来のものに比べ、水分が多く口に広がるジューシーさが抜群で甘さも桁違いです。そのなかでもここ数年人気のあまおうは、福岡で約6年間という歳月をかけ、誕生しました。平成17年に品種登録されて以来、濃い赤色とそのボリューム感ですぐに大人気に。その数年前まで広く栽培されていた「とよのか」に代わるものとして皆に知られるようになっています。
あまおうの特徴は、濃い赤色を持って形が整っているばかりではなく、その甘くみずみずしい口当たり。その濃い甘味は一度食べれば忘れられないほどのものです。果実も従来のとよのかに比べると約2倍あり、いちごのなかでも大粒。実が大きくてすぐにおなかいっぱいになってしまいそうですが、後をひくおいしさから伸ばす手を止めることができません。
毎年、12月に入ってくると真っ赤なイチゴが八百一の店頭を彩ります。このイチゴ、本来は初夏の果物ですが、出荷量が最も多くなるのはクリスマスケーキの材料として需要が高まる12月。市販のケーキもいいですが、今年は大きなあまおうを使って手作りのクリスマスケーキを作ってみてはいかがでしょうか?
新鮮で濃厚な香りが皆の食欲を誘うはずです。