一見、小さくてキャベツの赤ちゃんのような外見をしていますが、キャベツの若芽ではありません。同じアブラナ科ですが、こちらは、長くのびた茎にそって一株に60~70個程、鈴なりになるわき芽で、晩秋から冬にかけて出回りはじめる、今が旬の野菜です。
芽キャベツは地中海沿岸に原生しているケールが祖先です。ベルギーで改良され、日本には明治時代に入ってきたとされています。日本では別名、ヒメカンラン、コモチカンランとも呼ばれています。
下処理が簡単で、クセも少なく食べやすいので、甘みも増しておいしくなるこの時期、シチューや煮物、炒め物など、和洋中いろんな料理に合います。芽キャベツを保存する場合は、水分が逃げないように湿らせた新聞紙などで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫に保存すると良いです。
お料理に彩りを添えてくれる、芽キャベツ。ぜひ色々なレシピを試してみてください。