オクラはアフリカのエチオピアが原産といわれています。エジプトでは約2000年前から栽培されていたとされ、日本には明治初期頃に伝わりました。当時はオクラ特有の粘りなどから、あまり普及はしなかったようで、本格的に普及しはじめたのは1970年代に入ってからです。
夏が旬のオクラは、寒さに弱く、暖かい地域で栽培されています。四国の中でも南に位置する高知県では、地域の特性を活かし、県の特産野菜のひとつとして、宿毛町、須崎市、南国市、土佐山田町などを中心に規模の大きな産地が分布し、栽培が行われています。
オクラは乾燥と低温が弱点。保存の際はポリ袋などに入れて野菜室へ。温度が低すぎると質が悪くなってしまうので、冷やしすぎにも注意が必要です。調理も簡単なオクラはさっと茹でてそのまま食べても良いですが、和えものや酢の物、てんぷらなど、色々なレシピでどうぞ。暑さも盛りのこの時期、大事な緑黄色野菜として、オクラを一品おかずにいかがでしょうか。