アールスメロン

麝香のような豊かな芳香をもつことから、マスクメロンとも呼ばれるこのメロンができたのは、19世紀末のイギリスです。
アールスフェボリット、伯爵のお気に入りという意味のこの名前は、イギリス貴族の農園で栽培されていたことが由来となっています。
まるい果実の表面には網目もようがあり、果肉は、やさしい黄緑色で香り高く、ジューシーな果汁、糖度が高いことが特徴です。メロンの表面にある網目もようができるのは、果肉のほうの成長が早くなって、表皮の部分がひび割れ、そこを修復しようとしてコルク液が染み出てくることでできたものです。
高級メロンの代名詞とも言われるアールスメロン。香りはもちろんのこと、口のなかでとろけるような甘さと食感をぜひ味わってみてください。