一月七日の七草がゆでもおなじみ、春の七草のひとつであるせりは、インドや中国、日本などのアジア一帯、オーストラリアの亜熱帯から冷温帯等に広く分布する多年草で、自生しているものは田んぼや、水辺の浅いところなどにも生育する湿地性の植物です。春先の若い葉や茎を食用とし、日本でも古くから栽培され、なじみのある野菜です。一か所から競り合って生えている、というところからその名前がついたといわれています。
独特の香りと食感を持つせりは、軽くゆでて、おひたしや酢の物、お吸い物にそのままきざんだものを散らして、香りを楽しむこともできます。秋田の郷土料理である、きりたんぽ鍋にも欠かせない食材です。
八百一では、せりもそろそろ終わりに近付いているようです。店舗によってはこれから数が少なくなる店舗も出てきそうな状況です。せりの旬が終わる前に味わっていただきたい、春のおすすめの香味野菜です。