小松菜は、中国から伝来したカブを祖先にもつ、最も古い漬け菜のひとつです。濃い緑色の丸い葉と、しっかりした茎を持つこの野菜は、今では、全国のお店で見かけることができますが、関東地方では古くから栽培され、冬が旬の野菜として親しまれてきました。
江戸時代に、現在の江戸川区小松川の辺りで栽培されていたとされ、その地名が小松菜の名前の由来といわれています。
京都でも、すまし汁の具や、おひたし、和え物など日々のおかずとしても、すっかり身近な冬野菜として定着している小松菜。八百一では、小松菜の別口として、京都産小松菜も販売しております。同じ野菜とはいえ、栽培される地域によって、味も微妙に変わってきます。
京都盆地特有の冬の底冷えと、昼夜の温度差は、冬野菜の栽培にもぴったりで、寒くなるたびに、葉がふっくらとし、甘みが増していきます。京都産小松菜。ぜひ一度手にとってみてくださいね。