濃厚でコクのある甘みとシャキシャキとした歯ごたえ。みかんの王様と言われ、なんとも愛嬌のあるヘタの部分が特徴のデコポンは、1972年、長崎県で生まれました。「清美タンゴール」と「中野3号ポンカン」という二種類のみかんからできた、「不知火(しらぬひ)」という品種のうち、一定の基準をクリアしたものだけが、「デコポン」と呼ばれています。
一見、硬そうなごつごつとした皮は、見た目と違ってむきやすく、中の皮は薄いので袋のまま食べることができ、種もほとんどありません。収穫時期は、ハウス栽培のものが12~2月頃まで。3月頃から露地栽培のものが出荷されると、価格も落ち着いて、味もさらに美味しくなります。デコポンの特徴である、ヘタの部分が出ていないものもありますが、味に特にかわりは無いようです。
熊本県産が全国の半数を占めるこのデコポン。これからの時期に是非お試しください。