鳴門金時

紅色の皮に、甘くて鮮やかな黄金色。鳴門金時は、1979年に高系14号という品種の改良種として誕生しました。
鳴門海峡、主に鳴門市や川内町、松茂町などの砂地でつくられるさつまいもがこう呼ばれます。昔は実が黄金色をしている芋を金時芋と呼び、そこから鳴門金時と名付けられました。
ホクホクとした食感と、豊かな甘みが特徴の鳴門金時。徳島県の、温暖で比較的雨の量が少ない気候のなか、年に一度畑に海の砂を混ぜた水はけの良い砂地で、育てられています。そんな恵まれた適地から生まれた鳴門金時は、焼き芋や蒸かし芋などはもちろんのこと、お菓子の素材や天ぷらなどに重宝され、年齢層問わずに人気です。
まだまだ暑い日もあるこの時期は、箱などから出して冷暗所に。また、秋から冬にかけての時期は、乾燥を防ぐために、新聞紙などに包んで冷暗所に保存すると良いです。
9月から10月頃にかけて、収穫の最盛期を迎えます。海のミネラルをたっぷりと含んだ、砂地で育った鳴門金時。ぜひこの時期にお試しください。