ゴーヤは、若い未成熟な実の部分を食べる、ウリ科の野菜です。日本国内ではゴーヤと言うと、沖縄が有名ですが、原産地はインドや熱帯アジア周辺と言われています。ヨーロッパ等にも伝わったようですが、主に観賞用として植えられ、食用としては普及しなかったようです。日本には江戸時代、中国から渡ってきましたが、沖縄ではもっと以前から伝わっていたようで、夏野菜として日常的に食べられ、重宝されていました。
ゴーヤと言えば、その独特の苦味が特徴ですが、最近のものは昔にくらべると、品種改良で苦味を抑えてあるので、食べやすくなっています。実は、ゴーヤの全国的な普及はごく最近のことです。健康野菜や、ダイエットなどの食品として知られるようになり、最近ではテレビなどで、その調理法が紹介され、現在、日本では沖縄地方や九州全般で多く栽培され、夏野菜として広がり、食べられるようになりました。
八百一では、盛夏のこの時期になると、ゴーヤの売り場を大きく展開して真夏の旬をおすすめしています。8月は、露地もののゴーヤが主に出てきます。太陽に当たっているので、色も濃く栄養も多いのが特徴です。夏バテ対策に、真夏の太陽をいっぱいに浴びたゴーヤで、色々なレシピをお試しください。