一風かわった名前は、この南瓜が、茹でると果肉がそうめんの様にほぐれるところからきています。金糸瓜とも呼ばれ、アメリカ大陸が原産のペポカボチャの一種で、ズッキーニの仲間です。日本には明治時代に導入されました。
茹でる前は、普通の南瓜と同じ硬い皮と実をしていますが、火の通りやすいように、輪切りに切って茹でると、見事に糸状にほぐれていき、料理する間もちょっとしたイベントになる楽しい野菜です。お刺身についている、大根のけんの様なシャキシャキとした食感で、南瓜特有のほのかな甘味を持つ、癖の無いあっさりとした味です。酢の物や和え物、そのまま麺ツユで食べても美味しいです。欧米ではパスタのかわりにソースをかけて食べることもあるようです。
夏は、何かと麺類を食べる機会が多い時期、野菜のそうめんで、涼を楽しんでみるのはいかがでしょうか。