流通のおはなし Retail

春の香りが広がるふきのとうの季節です

2026.04

春の陽気が安定してくる4月、ふきのとうは各地で出揃い店頭でも見かける機会が増えてきます。今年は冬の冷え込みの影響で、例年よりもややゆっくりとした立ち上がりとなりましたが気温の上昇とともに流通量も徐々に安定してきました。産地ごとのばらつきはあるもののこの時期らしい春の山菜として、しっかりと楽しめるタイミングになっています。

ふきのとうといえば、あの独特の苦味と香りが魅力。ポリフェノールの一種や食物繊維を含み冬から春へと体を整える食材としても知られています。口に含んだ瞬間に広がるほろ苦さと後からふわりと立ち上がる香りは、ほかの食材にはない春らしさを感じさせてくれます。

この時期のふきのとうは少し開きはじめたものも増えてきますが、その分香りがしっかりとしているのが特徴。さっと火を通すことで苦味がやわらぎ、風味とのバランスがとりやすくなります。天ぷらなども定番ですが、今回はこのふきのとうを使って「ふきのとうバター」にしました。バターのコクが苦味をやさしく包み込みパンや温かい料理に添えるだけで、春らしいひと味を加えてくれます。調理のポイントはやはり香りを残すこと。加熱しすぎず、ふきのとうの風味を活かすことで素材の持ち味がより引き立ちます。シンプルな料理に少し添えるだけでも、季節の移ろいを感じられる一品になります。

春の移ろいを感じるこの時期、ふきのとうは産地ごとに旬を迎え今ならではの風味を楽しめます。日々の食卓に少し取り入れるだけで春の気配を感じるひと皿に。ぜひこの時期ならではの味わいとして、お楽しみください。

 

 

1. 塩を加え沸騰させたお湯でふきのとう40gを1分ほど茹でる

 

2. すぐに氷水に取って一気に冷やす

 

3. 水気をよく絞って細かく刻む

 

4. 柔らかくしたバター100gをよく練り、ふんわりさせる

 

5. バターにきざんだふきのとうをよく混ぜこみ、必要なら塩で味を調整する

 

6. ラップでキャンディのように包んで冷蔵庫で固まるまで冷やす
使う時はカットしてパンやじゃがいもなどの野菜、パスタなどアレンジしてお召し上がりください