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生でも甘いスイートコーンのひげの秘密とおいしい楽しみ方です

夏の風物詩ともいえるとうもろこし。とうもろこしは甘く瑞々しく、茹でても焼いてもおいしい子供たちにも人気の野菜です。その姿からは意外に思えるかもしれませんが、実はイネや麦と同じ「イネ科」の植物です。

とうもろこし1本に並ぶ粒の数は、だいたい600〜800粒ほど。そして不思議なことに、その粒の列はすべて「偶数」でできています。自然の中には時々、こうした小さなルールがありとても楽しくなります。

皮をむくと現れる、ふわふわとした“ひげ”。実はこれ、すべてめしべの一部で、1本のひげが1粒の実とつながっています。つまり、ひげが多いということは、実もびっしりと詰まっている証拠。とうもろこしを選ぶときは、そんなひげの量にも注目してみてください。

近年では「スイートコーン」が主流として出回っており、採れたてなら生でも食べられるほど甘みがあります。ただしとうもろこしの糖分は時間とともにどんどん減ってしまうので、買ったらなるべく早く調理するのがおすすめです。

今回はコーンを粒状にしてモチモチのガレットにしました。夏に多く出回る大葉と合わせることで夏らしく爽やかな味に仕上がります。ぜひお試しください。

 

1. コーン2本分の粒をカットする(ボウルやバットのなかでカットすると散らばりません)

 

2. コーン粒に片栗粉大さじ8、コンソメ5gを入れ全体にしっかりまぶす

 

3. 水100mlを加え、馴染ませる

 

4. 大葉10枚の千切り、ミックスチーズを大さじ2を加えよく混ぜる

 

5. 油を敷いたフライパンに生地を入れる

 

6. すぐにふたをして蒸し焼きにする

 

7. 両面をキツネ色になるまで焼いて完成