夏のはじまりから多く出回り続けているオクラは代表的な夏野菜。
ねばねばの成分であるムチンとペクチンが胃粘膜の保護したり、たんぱく質の消化促進、整腸を促します。また、三大栄養素の代謝を助けるビオチンという栄養素を含むことなどから夏バテ対策におすすめ、とされています。暑い日が続くこの時期は積極的に摂っていきたい野菜です。
ただ茹でただけもおいしいですが、夏のはじめの出始めより旬の最後あたりは実が少し固くなってくるので、調理法を少し変えてみるのもいいかもしれません。今回はスペインの名物料理・アヒージョにしてみました。魚介などを入れるのが有名ですが、野菜の具材だけで作ってみるのもおすすめ。ただ野菜だけとなると「出汁」となるものがないのでアンチョビをいれるとぐっと味に深みが出ます。
1. オクラのガクの部分を面取りするようにむき、ヘタの硬いところを取る
2. 塩をまぶして産毛をとるようにオクラ同士をすり合わせる
3. 水で取れた産毛と塩をきれいに洗い落とす
4. アヒージョパンや小さなフライパンなどに包丁で潰したにんにく、鷹の爪、アンチョビペーストを入れて弱火にかける
5. にんにくに火が通ったらオクラや茹でた南瓜やじゃがいもなどをいれて塩をふり具材に火を通す