丹後農場からは切り干し大根について紹介させていただきます。
丹後農場では冬を迎えると圃場内は積雪してしまい野菜達の栽培は困難な環境です。そんな中、この時期に何か出荷物を提供できないかと考えたどりついたのが切り干し大根の製造です。その理由としては以前にも取り上げさせていただきましたが聖護院大根は栽培途中や抜き取って輸送するまでの間に割れてしまうものが多いからです。割れてしまうと出荷はできなくなってしまうので廃棄せざるを得ないという状態が続いていました。そこで苦労して育てたものを何とか消費者の方にお届けできないかということで4年くらい前から挑戦を始め、試行錯誤を繰り返しながらようやく切り干し大根の製造が安定してできるようになってきました。写真は大型の電気乾燥機で大根を適当な大きさに裁断したものをトレーに並べ乾燥させていきます。その間、温度や空気の流れをコントロールし適切な水分量になるまで乾燥させます。出来あがりは「パキット」と折れるぐらいになれば完成です。見た目は素朴ですが独特の味わいは何ともいえない風情を感じる事ができると思います。是非一度ご賞味ください。